コラム

希望するリフォームが可能な住居か確認する

戸建てはリフォーム内容にあまり制限はありませんが、マンションの多くは管理規約で遮音等級が定められています。マンションリフォームの場合は、使用可能な床材が限られますので、事前に管理規約をよく確認してください。遮音等級の制限がある場合は、規定に沿った内容のリフォームへの見直しが必要です。

また、戸建てにおいても築年数や建築区域によっては、再建築不可物件に指定されている場合があります。リフォーム可能な物件か事前に確認するようにしましょう。

レイアウトを考える際は動線を意識する

内装リフォームで家具の配置を変更する場合は、動線を意識することがポイントです。動線を気にしないままリフォームをしてしまうと、その後の生活で使い勝手が悪くストレスを感じる可能性があります。居心地のよい住まいにするためのリフォームが、かえって生活にストレスを与えかねません。

日常生活の中でどのような動きをしているのか、各部屋のアクセスなどあらゆるシーンを想定し、生活動線に影響のないようリフォームを行うことが大切です。

デザインのテーマを決める

内装リフォームでデザインを考えるときは、最初に全体のテーマを決めましょう。例えば、北欧風や古民家風、ナチュラルスタイル、モダンスタイル、アメリカンスタイル、ホテルライクなどです。テーマを決めておくと家具やインテリアなどを選ぶ際に、統一感のある選択ができます。

テーマを絞れない場合は家具屋やインテリア雑誌などを参考にしてみてください。自分が気に入った雰囲気の部屋に使用されている家具やインテリア、雑貨をチェックし、イメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。

詰め込みすぎず間取りにはゆとりを持たせる

住居をリフォームする際は、間取りを意識することも大切です。好きなものをあれもこれもと詰め込みすぎると圧迫感が出てしまいます。開放感のある空間作りには、部屋の奥まで見渡せるのがポイントです。

例えば、大きな家具を設置する場合は、壁沿いに置くなど部屋の中心を開けるように配置するとよいでしょう。また、家具同士の幅や高さを揃えると統一感を演出できます。

ベースカラーとアクセントカラーを取り入れる

インテリアの雰囲気を決める配色は、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」です。それぞれ「7：2.5：0.5」の配分で盛り込むと、バランスよくまとまると考えられています。

ベースカラーは内装の大部分を占めますので、明るい色を取り入れると開放的な印象を与えられます。反対に暗い色を取り入れると落ち着いた大人の雰囲気の演出が可能です。ベースカラーを決めた後、メインカラーを同色系にすれば統一感のある内装に仕上がります。

差し色であるアクセントカラーは、絵画や時計、書物、クッションなど雑貨や小物で取り入れてみましょう。